2015年5月27日水曜日

未完成ですが...

サムズバイクの古くからのお客様に信じられない逸品フレームを3本もいただきました。
一本はKLEINのpinnacle。それはサムズのtkdが現在組み立て中で、完成次第紹介します!もう一本はMantis Pro Froter 1。こちらはフレームの状態で現在ルーム36に展示中です。そして残る一本がコレです。
FAT CHANCE 10th Anniversary FAT!!
フレームの左側のトップチューブに誇らしげに描いてあります!

そしてもの凄く感動的なのはリアエンドです!
左にFAT CHANCEの 創立した1982(年)の刻印!

右エンドには発売した年1992(年)の刻印が打たれていて、当然ながら創立10周年モデルです!

私の記憶ではフレームはTANGEのプレステージでしたが、MOMBATやその他のサイトを調べたら全然違いました。
 The 10th was made out of True Temper OX 3 tubing with a 1" Yo Eddy Fork.  Each one featured a numbered titanium head badge and were painted a silver to violet fade. 

上記はBOMBATからの引用ですが、当時日本嫌いのクリスチャンスさんが日本のパイプを使うハズがないですね。
しっかりアメリカ製True TemperのOX3を使ってました!

何人の方にウソを教えてしまったことか...             m(_ _)m


エンドはカンパを採用してますが、Team Yo EddyやWickedのエンドに比べるとスリムです!もしかしたら手作業でシェイプしたのかもしれません。とにかくエンドがスリムで魅力的です!フロントフォークのエンドも同様にシェイプされてます!

FAT CHANCE各モデルの共通の特徴であるペンシルエンド(私がそう呼んでるだけで正式名称ではない。)も大きな魅力です!最近復刻したFATCHANCE には採用されてないのがとても不満でチョット残念です!

もう一つの特徴であるフロントフォークの肩の形状と涙型の補強?か飾り?が素敵過ぎます。
このフォークはストレートフォークですがモデルによってはベンドしたフォークもあります!

最近復刻したFAT CHANCEのフロントフォークにはこの涙型のプレートが前側にも付いています。サービス精神旺盛なのでしょうか?何気に後ろ側だけにある方が個人的には好みです!

そしてヘッドのバッジが強力なインパクト!薄いチタンプレートに チタンが熱で発色する特性を生かして描いたと思われますが、どうやって色をここまで塗り分けたのかは想像できません。
そしてこの固体が生産台数 僅か200台のうち28台目だという事を表す 28/200 とプレートの右下に刻印されてます!

フレームの造り、センス、美しさのインパクトが強すぎて、パーツのチョイスはかなり悩みましたが、一旦組んで乗ってみたくて 早速組み上げました。まだ最終形ではありませんが、とりあえずザッと画像をあげてみます。

このPaulのリアブレーキが悩ましいです。フレームに有るワイアー受けを使って普通のカンティブレーキにしたいところです。
クランクはスギノプロダイです。似合ってはいますが、年代を合わせたいかな...サカエのペダルにクルッピーのスクエアケージ。
X-RAY 8speedグリップシフターにPaulのブレーキレバー。バーはsyncrosアルミ。
ARAYA RM-17リム。スポークは細〜いDT リッチーレボリューションにアルミニップル。チラリとA&F製の穴あきチタンプーリーが見えますね。
BBはAction Teckのチタニウム。
純正はフロントメカ用の滑車が付いていたので、これも復活させたい...
前後のハブはホワイトインダストリー。リアハブはこのblogで以前に紹介したOHしたものです。
フロントチェーンホイールはスギノのルネパターンのダブル。SRPのチタンクランクボルト。
前後のメカはSHIMANO初代XTR。

と あり合わせのモノを使って組みました。

乗ってみた感じは、とてもパイプが薄くて軽いのにしっかりとした剛性感があり、センターがピシッと出ているフレームに乗ってる独特の爽快感があります。素直なハンドリングでストレートフォーク独特の突き上げや硬さも最小限です。

さすが10th Anniversary Fat ...
いつでもRoom36で試乗できます。
サイズは18インチです!








2015年5月25日月曜日

HARO ESCAPE A4

1997年製だったかなー?WEBで調べてもあまり引っかからないので詳細不明及び忘れたぁーm(_ _)m
このHAROはEASTON のアルミで造られたクロカンモデルですが、自分は当時スラバイとして使ってました。(*スラバイ=スラロームバイク。当時スラロームからデュアルスラローム、デュアル、4クロスと競技の形態やルールが目まぐるしく変わって行った時代に、いわゆるヤンチャ乗り、ジャンプ用として使ってました。その後2000年にスペシャライズドから元祖プレイバイク P3が誕生します。)

上の画像は5日前に完成した時のものですが、オリジナルはちょっと子供っぽいデカールだったのと 酷使し過ぎて塗装が剥げたり退色したので、今回全塗装しました。

全塗装前は当時ダウンヒルライダーとしてサポートしてたKスケのお下がりの青いRSタイチのフロントフォークを装着してましたが、今回フォーククラウンとアウターレッグも同色にオールペンしました。
本当に一番酷使したフレームなので、想い出と愛着があります。

買った当時の写真がたまたま出てきました!士幌高原で撮った写真です。当時はこんなに自分の手足のように反応する自転車に乗った事がなく、すごく感動したのを覚えてます!

とにかく想い出がいっぱい詰まったフレームだったので、もう一度復活させたいという思いで、リビルトしたわけです。

冬はフロントにスキーを履かせて、使ったりもしました。
この時はショートストロークのSHOWAのWorks仕様のフロントフォークに換装してます。

この自転車のリビルト後の画像は、サムズの常連のMAT氏に 彼のFB上でスクープされてしまいましたが実は、、、
2年前に MAT氏はすでにこのマシンに乗ってたんです!上は証拠写真です!^ ^

とにかくレース、ダートジャンプ、ストリートライド、街乗り、スキーバイクと本当に色々な場面で活躍してくれたマシンでした!

フロントフォークはRSタイチ、ブレーキはXTRのVブレーキ、スポークはUNIONの発色チタン、ハブとリムは'89のマヴィック。タイヤは懐かしのミサイル(26x2.25)。
XTRのレバー類にKOREのB52ステムにEASTONのカーボンバー!グリップはATIのニュートロン、ヘッドセットは赤い王様です。

リアハブは売れ残りのATOMICを今回投入、同じくユニオンのスポークでRM17ハードアルマイトをジョイント。メカ前後とカセットはXTR8speedです。

クランク、BBはXTRオクタリンク、ペダルは売れ残りのATOMLABを新調!売れ残り消化大作戦続行中(^O^)/

KOREのシートポストにコッタコタのフライトチタン(一応黒です。^^;)。

そしてフロントハブとシートステイにエンブレム!!!
このエンブレムはサムズバイクが20周年の時、S谷さんが手作りしてプレゼントしてくれたものです!スペシャルサンクスです!

そしてステッカー類は
世田谷のBMX RIOのM田社長からの頂き物です!

サスペンションフォークは個人的にあまり好きではないのですが、SHOWA製のこのサスペンションフォークだけは別格で未だに愛用してます!

近々このマシンで、原始林の凹凸の激しいシングルトラックを走りに行きたいです!

一緒に行きたい方がいらっしゃれば、案内させてもらいます。
お気軽にどうぞ!














2015年5月23日土曜日

えと...

英語喋れるようになりたいなあ...

アラスカ在住のエミーさんが 2カ月かけて自転車の旅をしに来日しました。広島から出発して2週間程前に北海道に上陸。26日に千歳から帰国します。

先日縁あってサムズバイクに立ち寄ってくれました。そして今日も来店して頂き、晩飯を御一緒させてもらいました。

スープカレーが食べたいという事で「マジスパ」に案内しました。
彼女は少し風邪気味らしく スパイスで元気になってもらうには丁度いいかなと思ったので。
彼女は中辛くらいなら食べれそうということでしたが、いざ食べると物足りないらしく、辛さを足す調味料を投入してました。美味しいと言ってくれたので安心しました。私は片言の英語しか話せないので、せっかくのチャンスにいろいろ聴きたい事がありましたが、こういう時はもっと英語を勉強しておけば良かったと後悔しますねー。
それでもなんとか体当たり英語を駆使して不十分ながら楽しいコミュニケーションをとりながら食事できました。

彼女の今回の旅に使ってる自転車は、SurlyのStraggler 650B です。彼女曰く「最高に丈夫で大のお気に入り」という事です。

前後にマッドガードを装着し、Bag類はレベレイトやブラックバーンなどをチョイスし SPDペダルを愛用してます。本チャンのツーリストの自転車とか装備はとても参考になります。


パーツ類はサドル以外は完成車の吊るしのままです。Surlyのスタッフが言うように、パーツは機能的に必要十分なものをチョイスしているので、パーツ交換は基本的に必要ないという事ですね。

世界を旅行する方々のSurly率の高さにはいつもびっくりします!信頼度ナンバーワンですね。

Surly...素晴らしいブランドです!



2015年5月21日木曜日

売れ残り

定休日だったので自分の自転車のフロントホイールを組みました。
私がレースで酷使したボロボロのHAROを全塗装に出したのでリビルトしてます。これを機にホイールを組み換えようと思います。

サムズバイクで1994年から2000年くらいにかけてチタンスポークを店頭で販売していましたが、全く売れず 不良在庫が残ってます。仕方ないので自分の自転車にだいぶ消費しました。
熱処理でいい色に発色している英国製ユニオンチタンスポークです!ラスト264mmが32本だけ残ってます!
チタンスポークはカットしたり転圧によるネジ切りをすると工具を痛めてしまう恐れがあるため、スポークレングスを計算した時にこの長さが合う組み合わせなら使おうと思ってました。
最近は80年〜90年代初頭に比べてリムの内径(RD)が短くなっている傾向があり、ヴィンテージ系のリムとハブの組み合わせの時にしかチャンスはありません。

今回は90年製のMavicのリムとハブの組み合わせだったので、スポークレングスの値は263mmと算出されました。1ミリ長い264mmでも組めるので、このラストチャンスを生かして使う事に決めました!
ARAYA系の旧いリムはRDが大きくて550mm弱ですが、最近のリムは10mm以上さらに短いです。ARAYAのRM-25からRM-915世代なら普通264mmはリアにしか使えない長さです。
誇らしげに UNION Ti SPOKEのUの文字がスポークの頭に刻印されてます!

スレッド部分に チタン対応グリスを丁寧に塗って組んでいきます。
リムもハブも中古です!
ニップルはオシャレして アルミの水色です!スポークが内側からゴールド〜パープル〜ブルーに色が変化して行くので先端の色に合わせてみました。
この水色のニップルも全くお客様が見向きもしない不良在庫、いわゆる売れ残りです。^ ^
振れ取り台にセットして本組み開始。
組み上がりました!
マシンにセットしたタイヤは大好きなミサイルというIRCのタイヤです。

この真っ赤なForkは私が41歳までスラローム用に組み上げ、レースにも出場していた思い入れのあるHAROです!

お店をやってると もったいないので売れ残り品に目が行ってしまいます。当たり前ですが売れ残ってるものは、魅力のない商品が多いです。それを貧乏くさくなく、痛くない感じで使うのがまた楽しいです。売れ残りバンザイ!
「残り物には福がある!!」ですよ(^O^)/

皆さんにサムズの売れ残りの購入を強くオススメします!←ウソですm(_ _)m

近日中に このblogでこのHAROを紹介させていただきます。








2015年5月20日水曜日

嫁入り

今日は 私の所属してるバンド「JAMOO」のリハがあります。冬場はサムズバイク内で練習しておりますが、4〜8月くらいの間は音楽スタジオを借ります。いつもお世話になってるスタジオのオーナーから毎年 実家で収穫した農作物までいただいております。お世話になってばかりなので たまには仕返しようと思います。恩を仇で返すとはこの事でしょうか...

今日はこの自転車をプレゼントします!
昭和の実用車!もちろん中古ですが、まだまだ使えます!

ロッドブレーキに後期型のステンレスガード!タイヤは耳付きBEタイヤです。
年季のは入り過ぎたハンモックサドル!まだコシがあるので敢えてこのままで。
運搬車よりは小ぶりですが、頼りになりそうな荷台に 安定感あるスタンド。
チェーンガードは全ケースタイプです。
ダウンチューブにTSUNODA BICYCLE COMPANY LTD.の文字!

もうお気付きでしょうが つんつんツノダの自転車です!

ここのスタジオのオーナーにすごく似合いそうなので、いや絶対似合うので きっと喜んでもらえると思います。

だいぶ年寄りでヤレてる娘ですが、S藤さんの嫁として幸せに暮らしてもらえると信じてます!